フランチャイズの学習塾を始めなかった理由

今年の9月から11月の間、フランチャイズの学習塾に加入し、塾業界のビジネスに参入するか検討していました。

結論としては、今から参入するのは見送りました。

今回の記事では、学習塾のフランチャイズ参入を検討した理由と参入を見送った理由をまとめて記載したいと思います。

フランチャイズの学習塾を始めようと思った理由

フリーランスとして、事業がある程度軌道に乗ってくると、利益が出始めます。もともとこの余ってきた現金を有効活用するための方法を考えていました。

残った現金は貯めていてはダメで、どんどん投資していかなければ、お金は増えません。

当サイトでもメインでお伝えしている株式投資や不動産投資に資金を投じるのもよいのですが、これらの投資の特徴として、利益率が低いことがデメリットに挙げられます。

もう少しハイリスクハイリターンの方法を探しているときに、フランチャイズビジネスを思いつきました。一般的に、学習塾のフランチャイズには以下のようなメリットがあると言われています。

成功確率が高い

既に成功しているモデルを横展開していくということで、自分でゼロから立ち上げるよりも、成功確率が一般的には高いと言われています。

ゼロから始めるより、ロイヤリティーや初期費用の観点から利益は少なくなりますが、その分、ノウハウを提供してもらえるので、良いかと思いました。

事業拡大しやすい

フランチャイズはコンサルティングとは異なり、基本的に初心者でも参入できるようにビジネスが設計されています。マニュアルやサポートも充実しており、人を雇い、あまり手間をかけず、利益を伸ばしやすいのではと考えました。

ブランド力があり、集客に強い

0から事業を始めるうえで、まずはじめに一番重要なことは売り上げをあげることです。売り上げを上げるにはコンシューマー向けビジネスでは集客力が何より大切です。

フランチャイズに加入することで、ブランド力を利用でき、売り上げを上げやすいのではないかと思いました。

時間切り売り型ビジネスでない

学習塾は会員ビジネスです。ビジネス立ち上げ時は収益は出ず、資金の手出しが多くなりますが、入会者が徐々に増えていくと、損益分岐点に達し、その後は継続した利益が望めます。

私のコンサルティングビジネスは人月商売であり、一人ではなかなか利益を増やすこと、利益を維持続けることは難しいです。

さらに、コンサルタントを育成することは難しいため、受注した仕事は自分で捌く必要があり、なかなか自由な時間を作ることができないのです。

そのため、人に仕事をお任せしやすい学習塾のビジネスモデルは魅力的でした。

検討したフランチャイズ

私は以下のフランチャイズのサイトから、学習塾に関するフランチャイズの資料を取り寄せ、各社のフランチャイズの営業担当者にアプローチをとりました。

それぞれのサイトから資料請求をし、以下の4社の担当者と実際にお打ち合わせまでさせていただきました。

  • 松蔭塾
  • 秀英ID予備校
  • エクセルシア
  • Axis

各社の担当者の皆さんいい方でした。各社、事業戦略、サービス内容、ターゲット層、会社の規模など異なっており、お話を直接聞くことは非常に有意義でした。

ただし、話を聞けば聞くほど、今は参入する段階ではないという結論に達しました。その理由を以下にまとめます。

結局、フランチャイズの学習塾を始めなかった理由

最終的な結論として、一旦、学習塾のフランチャイズに加盟することは見送りました。以下に理由をまとめてみました。

学習塾ビジネスで稼げるかは全て塾長の実力次第

学習塾って、結局は民間の商売です。つまり営業力が大切。学習塾だから指導力が最も大切と考える方も多いかと思いますが、そうではありません。

結局、勉強習慣が身につけば、勝手に成績は伸びていくんですよ。トップエリート層のための学習塾であれば、難しい問題を丁寧簡単に解説できる講師に価値はありますが、

フランチャイズの塾のポジションはトップエリート層をターゲットにしていません。

トップ層以下の子供を基本的なターゲットとしているのです。

そのような子供たちに対して、勉強習慣をつけさせるために、子供たちやその親御さんと密にコミュニケーションをとり、良い関係を築けるかが最も重要です。

これはフランチャイズに入ったから、得ることができるものではなく、完全に塾長のスキルに依存しており、塾長の採用で稼げるか稼げないか決まってしまうのです。

フランチャイズの学習塾がターゲットとしている層は、学習塾のブランドはあまり気にしておらず、ゼロから立ち上げたブランド力のない塾でも、しっかりとチラシなどを配ることで集客はできそうだと思いました。

実際に顧客となる子供や親御さんも、ブランドではなく、塾の評判や立地、営業時間などから選定していると考えています。立地条件等が合う新しい塾があれば、とりあえず塾の体験授業に行ってみるのではないでしょうか。

体験授業にきてもらって、入塾してもらえる塾長の営業スキルがとても重要です。

そして、入塾を決めてもらった子供と親御さんに価値を提供し続けることで、良い口コミが生まれ、継続的な集客にも繋げることができるはずです。

某FC塾の営業担当者さえ、FCに加入しなくても、塾長としてしっかり営業できる人は成功できると言っていました。逆に営業力を軽視し、指導力が大事だと考えている人は大抵失敗しているそうです。

まとめると、学習塾で大切なのは、以下の3つに集約されます。

1.塾長の営業スキル・コミュニケーションスキル

2.学習塾の立地

3.学習習慣を身につけさせる仕組み

立地調査もフランチャイズに頼る必要がない

学習塾のような店舗型の商売は、立地が極めて大事です。

近隣にどのくらいの学校があるのか、それぞれの学校の人口はどの程度か。商圏内の平均的な家庭の給与水準はどの程度か。今後の人口予測はどうなっているか。ライバルとなる学習塾は多いか少ないか。

最低限、上記の情報は立地選定の段階で調べる必要があります。

しかし、これらの情報は、基本的にネットから取得することができます。初期費用として、数百万円をフランチャイズにお支払いして調査してもらうより、自分で調査した方が信頼性の高いデータを得れるのではないでしょうか。

運営の仕組みもパクってしまおう

子供に学習習慣を身につけさせることが大切というのは前述の通りです。この仕組みは各社異なっていることもあり、フランチャイズに入るとそのノウハウを得ることができます。

しかし、私の感覚だと、この仕組みもあまり難しいものではなく、各社の塾を見回ることで、簡単にパクれるものであると思っています。

ロイヤリティーが高い

フランチャイズって、思った以上にロイヤリティーが高いんですよ。

学習塾の場合、売り上げの10%〜15%のケースが一般的です。

初期費用が高いほど、ロイヤリティーは低くなり、初期費用が低いほどロイヤリティーは高い傾向にあります。

私の意見としては、正直、売り上げの10%〜15%はリスクが高いので、利益からロイヤリティーの計算をしてもらえれば良いのになと思っていました。

売り上げから10%〜15%だと、うまくいかなかった場合、かなりの損失が出る可能性が高いので、現在の私の会社の財務状況的にリスクが高すぎると思いました。

ちなみに、フランチャイズの学習塾を始めるとすると、初期費用で1000万円程度かかります。

一方で自分でゼロから作り上げると、時間はかかりますが、初期費用として、500万円もかからないと思います。初期費用が500万円下げることができれば、赤字だったとしても、フランチャイズに加盟した時と比べて、1年間は立て直すための時間ができるはずです。

まとめ

結局のところ、学習塾のフランチャイズに入っても、あまり成功確率をあげることができず、なおかつ、採用や採用した人のマネジメントに時間を取られ、あまり手離れがよい事業とはいえないのではないかということで、参入を見送りです。

もう少し潤沢なキャッシュがあれば、挑戦しても良かったのですが、、、。

また、状況を見て、参入を検討したいと思います。

以上、こちらの記事があなたのお役に立っていれば幸いです。

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