アパレル企業「ワールド」が再上場したらしいが、、、打ち手ある?

アパレル企業「ワールド」が2018年9月28日付けで、東京証券取引所第1部に株式を再上場を果たしましたね。

ワールドは2005年11月にMBOを経て、非上場化をしたのですが、ここにきて成長の期待できる分野に投資したいということで、資金調達のために再上場をしたようです。

ニュースリリース

それでは、実際に株価はどうなったか?公募価格2900円であったにもかかわらず、それを下回る2755円で値段が付いたということで、簡単にいうと、投資家からは今後儲からないだろうと思われているようですね。

今回はワールドがアパレル業界で再浮上するための戦略を考えてみたいと思います。

ワールドの現状を調査してみた

まずは打ち手を上げる前に、現状を見てみましょう。

ワールドは何の仕事をしているか?

ワールドは総合アパレル企業として、認知されていますが、念のため、何をしている企業か確認しましょう。

事業内容一覧

最近、事業内容を大きく変更したようで、今風に(投資家が興味を持つように)、ブランド事業、投資事業、デジタル事業、プラットフォーム事業と記載していました。

が、実態はアパレル関連の企画製造から販売まで行う企業です。ビジネスモデルはユニクロとほとんど一緒です。自社の高感度なセレクト系ブランドのことを投資事業と呼び、EC販売のことをデジタル事業と呼んでいるようです。

ブランド事業はワールドの小売部門、プラットフォーム事業は生産管理部門のようですね。

ワールドは儲かっているの?

次に、財務諸表を確認します。

財務の情報はこちらから取得しています。決算期は3月なので、第1四半期(1Q) 4月・5月・6月の期間のことを指します。

B/S(貸借対照表),C/S(キャッシュ・フロー計算書)の掲載がないので、細かい分析まではできませんが、ざっとみたところ、ポイントは以下の3つでしょうか。

・売り上げは過去五年で緩やかに下がっている。

・利益は17年から大きく改善されている。

・直近の純利益率は3~4%程度

簡単にいえば、過去5年間に引き締め(採算が取れない部門の撤退や無駄の排除)を行い、利益を出せる体質に戻すことに成功したということが読み取れます。

17年度から収益が大きく改善されているので、16年度にリストラやシステム投資など大きな改革を行ったのが見て取れます。

思っていたよりも、収益は悪くはないという印象です。ただ、これ以上、今までのように徐々に改善を行い、利益を伸ばしていくことが難しいと判断したため

今後、思い切って成長分野に投資するために、再上場を果たしたと考えられます。

正直引き締めで利益を出る体質にするのって、そこまで難しくないのですが、これ以上利益を伸ばしていくのは、難しいです。経営者の真の実力が問われるところです。

ワールドが失速した原因

さて、一昔前はワールドはめちゃくちゃ稼いでいた企業の一つでした。しかし、ワールドだけでなく、ほかのアパレル企業も徐々に利益が出せないようになっていきます。

それは、ユニクロの台頭です。

ユニクロは、質が高く、ファッショナブルで、安い商品を企業努力によって販売できる仕組みを確立しました。

また、ユニクロ以外にも安くて、いい商品を出せる外資企業、例えばH&Mによって、国内アパレル企業は徐々に利益が出せなくなってしまいます。

ファストファッションの時代の到来です。

ZOZOTOWNを運営するスタートトゥデイもオリジナルブランドを手がけるメーカーとして、アパレル分野に参入しているので、さらに、厳しい環境になると予想されます。

成長分野に投資って、具体的には何をするの?

ワールドはデジタルと投資事業(主にM&A)に資金を使うと明言していますが、具体的な施策までは言及していません。

おそらく、考えられることは、デジタル分野でいえば、ECサイトの刷新、店舗との連携を早急に行おうと考えていると思います。

一方で投資事業については、成長が見込めそうな会社を買っていくというところでしょうか。

いやー、、全然儲かる気がしないですね。。。

どこの会社でもやってることでしょ、もっと違うところに目をつけましょうよ。

私(MaSaSi)なら、これに資金を投資する。

私なら、新しい商品の開発をします。

それはずばり、着ているだけで、痩せる服です。(着痩せする服ではありませんよ。)このような服をスポーツブランドメーカーやライザップのような企業と組んで、開発します。

結局、デジタル分野に投資して、販路拡大をしたり、今までの延長戦上で儲かりそうなブランドを買収しても、大きな収益は見込めません。

やっぱり、消費者がその商品を見ただけで、他の商品との違いがわかり、深い悩みを解決する商品をつくらなきゃ。その例が着ているだけで痩せる服です。

今までワールドが培ってきたファッショナブルな服を企画する技術と、他社の持っているトレーニングウェアの技術を持ち合って、新しい商品を作る。

これはバカ売れ間違いなし!

この発想も実はマーケティングの力を利用しているんです。今まで提供していた価値から違う価値を提供することで、単価を上げていくという考えを利用した例です。

以上、こちらの記事があなたのお役に立っていれば幸いです。

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